自分でできるネズミ駆除方法と注意点

ゴミ屋敷でネズミが発生してしまった場合、専門業者に依頼するのが最も確実な方法ですが、費用がかかるため、まずは自分でできる範囲で対処したいと考える人もいるでしょう。ここでは、自分でできるネズミ駆除の方法と、注意点について解説します。まず、ネズミの侵入経路を特定し、塞ぐことが重要です。ネズミは、わずか1.5cm程度の隙間からでも侵入することができます。家の周りをチェックし、壁のひび割れ、換気扇の隙間、排水管の穴など、ネズミが侵入できそうな場所を見つけたら、金網やパテなどで塞ぎましょう。次に、ネズミの餌となるものをなくすことが大切です。生ゴミは密閉容器に入れ、食べ残しはすぐに片付け、ペットフードも放置しないようにしましょう。また、ネズミは、紙くずや布などを巣作りの材料にするため、これらのものも放置しないようにしましょう。そして、ネズミを捕獲するための罠を仕掛けます。ネズミ捕獲器には、粘着シート、カゴ罠、バネ式罠など、様々な種類があります。ネズミの通り道や、糞尿が落ちている場所などに設置しましょう。ただし、ネズミは警戒心が強いため、罠を仕掛けてもすぐに捕獲できるとは限りません。根気強く続けることが大切です。自分でネズミ駆除を行う際の注意点としては、以下の点が挙げられます。死骸の処理:ネズミの死骸は、病原菌や寄生虫の温床となるため、速やかに処理する必要があります。手袋とマスクを着用し、ビニール袋に入れて密閉し、燃えるゴミとして処分しましょう。再発防止:ネズミ駆除は、一度で終わるものではありません。再発を防ぐためには、定期的な清掃と、侵入経路のチェックを継続することが大切です。専門業者への依頼:自分での駆除が難しい場合や、ネズミの数が多く、手に負えない場合は、無理をせずに専門業者に依頼しましょう。自分でできるネズミ駆除は、あくまで一時的な対策です。根本的な解決のためには、ゴミ屋敷の片付けと、ネズミの侵入経路の遮断が不可欠です。