和室をフローリングにリフォームする際、最も重要なのがフローリング材選びです。フローリング材には、様々な種類があり、それぞれに特徴や価格帯が異なります。ここでは、フローリングの種類と、それぞれの特徴、そして、和室リフォームに適したフローリング材の選び方について解説します。フローリング材は、大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。無垢フローリングは、天然木の一枚板を使用したフローリングです。木本来の質感や温もりを感じることができ、経年変化を楽しむことができます。また、調湿効果があり、室内の湿度を快適に保つ効果も期待できます。ただし、傷や水濡れに弱く、定期的なメンテナンスが必要です。価格は、複合フローリングに比べて高価です。複合フローリングは、複数の板を接着剤で張り合わせたフローリングです。表面には、薄くスライスした天然木や、木目調のシートが貼られています。無垢フローリングに比べて、安価で、傷や水濡れに強く、メンテナンスも容易です。また、様々な色やデザインがあり、選択肢が豊富です。和室をフローリングにリフォームする場合、どちらのフローリング材を選ぶかは、予算や、ライフスタイル、そして、求める雰囲気によって異なります。高級感や、木の温もりを重視するなら、無垢フローリングがおすすめです。ただし、小さなお子様やペットがいるご家庭では、傷や汚れがつきやすいというデメリットも考慮する必要があります。費用を抑えたい場合や、メンテナンスの手間を省きたい場合は、複合フローリングがおすすめです。複合フローリングの中にも、様々な種類があり、表面に特殊な加工を施すことで、傷や汚れに強く、耐久性を高めたものもあります。また、マンションなどの集合住宅の場合は、防音性能も重要なポイントです。防音性能の高いフローリング材を選ぶか、下地に防音シートを敷くなどの対策を講じる必要があります。フローリング材を選ぶ際には、実際にショールームなどで、実物を見て、触って、質感や色合いを確認することをおすすめします。また、専門業者に相談し、アドバイスを受けることも重要です。